仕様書
ビデオ番組自動送出装置 SWB-06

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操作説明書 pdf (3087Kバイト)


本装置は、タイムコード制御のVTRを6台まで接続し、タイムテーブルに従って番組を自動送出する装置です。VTR1台毎の送出は勿論の事、新しい機能として、1本に複数の番組を記録したテープを、番組ごとに送出できる「VTRバンク方式」により、仮想的にVTRの数を増やすことができ、きめの細かい送出パターンの設定が可能です。 

紹介ファイル

ハードウエア仕様

AV入力

VTR

6系統

コンポジットビデオ(BNC),音声600Ω+4dB(XLR3-32)*2CH

AUX

2系統 

コンポジットビデオ(BNC),音声600Ω+4dB(XLR3-32)*2CH

緊急

1系統

コンポジットビデオ(BNC),音声600Ω+4dB(XLR3-32)*2CH

BB(REF)

1系統

(BNC)

AV出力

PROGRAM

1系統 

コンポジットビデオ(BNC),音声600Ω+4dB(XLR3-31)*2CH

MONITOR 

1系統 

コンポジットビデオ(BNC),音声600Ω+4dB(XLR3-31)*2CH

VTRリモート

RS-232C

6系統

UVW-1200,1400 DSR-20  (D-sub9Pオス)

9Pプロトコル機種(RS-422)はオプションのレベル変換ユニット使用

電源制御

AC SWITCHED OUT

8系統

VTR,AUXの電源を制御する。(AC2Pコンセント) 各ACSWITCHED OUT 最大200W, 合計 最大500W 以内

変調器制御

 

 

変調器のオーディオモード(モノ、ステレオ、多重)を制御 (DIN5P)

アラーム出力

 

 

出力映像が途切れた場合、出力する。(同期信号検出方式)メーク接点 (DIN4P)

プリンタ出力

 

 

タイムテーブル、実行履歴などの出力用 (セントロニクス14P)

校正時計入力

 

 

校正時計からの校正パルスを入力することで、内部の時計を校正する。 内部時計の精度は月差15秒 (接点入力)(RCA JACK)

CRT

 

 

タイムテーブルの映像を出力する。(RGB,W/B,S-VIDEO) (DSUB15Pメス)

外部リモート

 

 

外部リモート(現在は、未対応)

サイズ

 

 

482(W)*177(H)*400(D)突起部含まず 

EIA4U ラックマウント可能

重量 

 

 

約10Kg

消費電力

 

 

AC100V 40W (本体の消費電力) FUSE:1A125V使用

各AC SWITCHED OUT 最大200W, 合計 最大500W    FUSE:5A125V

コントロールできるVTR

フォーマット

制御 I/F

機種

 

ベータカム

RS232C

UVW-1200

ダイレクト接続可能

ベータカム

RS232C

UVW-1400

ダイレクト接続可能

ベータカム

RS422

UVW-1600,UVW-1800

レベル変換ユニットで接続

ベータカム

RS422

PVW-2600,PVW-2800

レベル変換ユニットで接続

DVCAM

RS232C

DSR-20

ダイレクト接続可能

DVCAM

RS232C DSR-45

(注意)

ダイレクト接続可能

(バージョン1.28以前のSWB-06では未対応)

DVCAM

RS422

DSR-60,DSR-80,DSR-85

レベル変換ユニットで接続

DVCAM

RS422

DSR-80

レベル変換ユニットで接続

SVHS

RS422

SVP-5600,SVO-5800

レベル変換ユニットで接続  (LTC用に音声トラックを1CH使用するのでモノラルになります。)

SVHS

RS232C

SVO-2100

ダイレクト接続可能      (LTC用に音声トラックを1CH使用するのでモノラルになります。)

その他

RS422

9Pプロトコル対応機種

レベル変換ユニットで接続 一部の機種では動作に制限があります。お問い合わせください。

ソニー製VTR UVW-1200,UVW-1400、DSR-20は RS-232Cでダイレクト接続可能。9ピンプロトコルの機種はオプションのレベル変換ユニットで9Pに変換します。本装置のVTRリモートはUVW-1200(1400),DSR-20のRS232Cプロトコルと、9Pプロトコルに対応していますが、信号は、RS232Cレベルです。9ピンプロトコルはRS-422ですから、信号のレベルと、伝送方式の変換が必要になるため、オプションの変換ユニットで対応します。ユニットはVTR1台につき1個必要です。変換ユニットサイズ:100(W)*40(H)*140(D)

タイムコードによる制御

VTRの制御はタイムコードによって行います。タイムコード機能のないVTR、タイムコードの記録されていないテープは使用できません。番組のはじめのタイムコードと、終わりのタイムコードを設定することにより、頭出し動作や、送出時間の計算等を行います

 VTRバンク   VTRバンクの説明資料

1本のテープに複数の番組を記録し、それぞれ個別にスケジュール放送できるようにする機能をVTRバンクと名付けました。従来は、1本のテープに対して1番組を収録していましたので、6台のVTRでは一度に6番組しか設定することができませんでした。番組が多いときには途中でテープを入れ替えたり、複数の番組をまとめて1本の番組として放送するように対応していました。

本装置は、VTRバンク機能によりテープの任意の箇所をスケジュール放送できます。これは1本のテープに対して最大9番組の設定が可能で、6台のVTRで、最大54番組の設定が可能となり、きめの細かい送出スケジュールを組むことができます。特に、CM送出等などには最適です。 

タイムテーブル

送出は、タイムテーブルに従って実行されます。タイムテーブルに入力するデータは実行開始時刻、VTRバンク番号です。VTRに関しては、あらかじめVTRバンクデータの設定が必要です。まず、最初に、スタートする曜日、時刻、出力するソース(VTR,AUX)を入力します。

出力するソースがVTRなら、出力される番組の長さは計算されていますので、自動的に次の開始時刻は表示されます。AUXの場合は、タイムコードがないため番組の長さの計算ができませんので、次に実行する時刻を入力することになります。

タイムテーブルにはタイムコードを入力する必要がないので、タイムテーブル入力、変更はいたって簡単です。また、繰り返しのパターンは、コピー機能により、何度も同じデータを入力する必要はありまん。タイムテーブルは1200行迄入力できます。平均的な送出プログラムなら、2〜4週間分くらいは入力できます。 

音声入力について (レベル調整機能)

音声入力はバランス(平衡)の600Ω、+4dBを基準にしています。キャノン(XLR)タイプのVTRはそのままストレートに接続できます。

その他の機種の場合(RCAピンコネクタ等)は、そのままの入力ではレベルが合いませんので、レベルとインピーダンスを合わせる必要があります。

本装置は、0〜+14dBまで2dBステップでゲイン設定ができますので-10dBの信号なら+4dBまで増幅可能です。入力チャンネルごとにソフトウエアで設定可能です。
また、インピーダンスの切替は、本装置内部のボード上のジャンパーでハイインピーダンス(47KΩ)に切り替え可能です。

この機能により、、外部にレベル調整器や変換ユニットを設ける必要がありません。(ただし、コネクタはキャノン(XLR-3)ですから、RCAピンの場合は変換ケーブルが必要です。) 

内部のAVスイッチャーについて

内蔵のAVスイッチャーは9入力2出力構成です。
入力はVTR1〜6、AUX1〜2、緊急の9系統。
出力は、プログラム出力、モニター出力の2系統です。 

 

プログラム出力監視機能

出力されるビデオ信号をモニターし、信号が途切れるとアラームが鳴ります。
アラームは、アラーム音と外部への信号出力が可能です。 

緊急入力について

緊急入力は特別の動作をします。この端子にビデオ信号が入力されると自動的に出力を
この信号に切り替えることができます。この機能は設定でON/OFFできます。
外部からの緊急信号入力として使用します。 

 

プリントアウト

次のデータをプリントアウトできます。タイムテーブル、実行履歴、映像が途切れたときのNO-VIDEOデータ、緊急入力履歴、VTRバンクデータ、初期設定データ使用できるプリンタは、セントロニクスインターフェースの機種。 

2003年7月時点ではエプソンLP-2400がお勧めです。 LP-1300SはWindows専用で漢字フォントを内蔵していないので使用できません。プリンタは機種が刻々変わりますので導入の際はお問い合わせください。

 

時計校正

内部の時計は、外部からの接点信号で校正することができます。信号が入力されると30秒補正を行います。
30秒補正: 0 〜29秒までは0秒に戻ります。
      30〜59秒までは1分進んで0秒になります。
この機能を使用するには外部に校正時計が必要です。  推奨機種:TICシチズン製 PT-9TLR-PE   

タイムテーブルモニターについて

アナログRGB(水平周波数15.75KHz)、S-VIDEO入力のカラーモニター、もしくはコンポジットビデオ入力の白黒モニターが使用できます。
タイムテーブル表示用の信号は、RGB,S-VIDEO、W/Bが1つのコネクタにまとめてアサインされていますので、信号別にオプションのケーブルが別途必要です。 

変調器制御について

変調する場合は音声モードを設定できます。
VTRごとに、モノラル、ステレオ、音声多重を指定しておくと、送出実行時、変調器を
そのモードにコントロールすることが可能です。 

電源制御について

接続VTRや、AUX機器の電源は、本装置のコンセントから制御できます。
消費電力は1台あたり最大200W,合計で500Wです。

 

不明な点は下記までお問い合わせ下さい

 

(有)ロジックス   開発、製造元
     担当 山本

   電話   0956-25-3963
   FAX    0956-25-3964
   E-mail  
logix@lgx.co.jp
   857-0055 長崎県佐世保市湊町2-15 


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